電力配分に頭を悩ませる【PCゲームレビュー】Power to the People

Power to the Peopleは一言でいうとこんなゲーム

『 Power to the People』は一言で言うと「電力管理に特化したストラテジーゲーム」です。

「Cities:Skylines(シティーズスカイライン)」を電力会社の面からプレイするゲーム。というと分かりやすいでしょうか?2022年2月現在は日本語に対応していませんが、シンプルなゲームルールなので、ストラテジーゲームをプレイした事のある人には簡単に理解できるのではないかと思います。

他ストラテジー系のゲームはこちらでもレビューしていますので、興味があればご覧ください。

Power to the Peopleのゲーム概要

基本情報

タイトル:Power to the People(パワートゥーザピープル)

開発元:Hermes Interactive

リリース日:2022年2月8日

ジャンル:ストラテジー、経営、街づくり

プラットフォーム:Windows PC

値段:1,520円(STEAM版)

公式サイト:https://store.steampowered.com/app/1413370/Power_to_the_People/

STEAMより(翻訳)

このスリリングなリソース管理の経験で、絶えず増加する人口のための電力網を構築し、維持します-すべて潜在的な災害と戦っている間-。あなたの会社を拡大するためにエネルギーを売ってお金を稼ぎましょう。既存の顧客により多くの電力を供給し、それを新しく建設された都市に供給します。あなたが人々に力を与える時が来ました!

https://store.steampowered.com/app/1413370/Power_to_the_People/

Power to the Peopleのゲームの流れ

基本的なプレイの流れを解説します。

ゲームの目的

プレイヤーは電力会社の新人社員です。このゲームの中で都市は自動的に成長し、拡大していきます。都市が動くためには電力が必要です。必要な電力を共有できない場合、市民の日常生活に影響が発生します。市民が不満な状況が続くと、担当者はクビ(ゲームオーバー)になってしまうでしょう。

勝手に大きくなっていく都市ではありますが、そこに文句を言っても仕方ありません。電力を供給し、顧客満足度を向上させ、会社の利益を拡大させていきましょう。どのタイミングで投資を行い、需要に応えた行くのか?すべてはプレイヤーの手腕次第です。

まずは発電所を作ろう

ゲームを開始した時には、一つの町が存在しています。この町には電力が通っていない状態です。まずはここに電力を供給する必要があります。

電気を供給して町を発展させよう

画面下のクイックバーをクリックすると、設置する発電所を選択することができます。

風力発電所、石炭発電所(Coal Fired Plant)などいくつかの種類がありますが、最初は石炭発電所(Coal Fired Plant)を選択することをお勧めします。

風力発電所は高台にしか設置できない上に、風が弱い日には発電効率が著しく落ちてしまします。最初は安定する石炭発電所を設置すると良いでしょう。

設置できる施設は後々増えていく

変電所を設置しよう

発電所で作った電気は電圧が高い状態です。高圧の電気は長距離の送電に向いていますが、そのまま家庭に届けても使うことができないようです。

利用する場所の近くに変電所を設置して、電圧を落とす必要があります。低圧になった状態で各家庭に届けるんですね。

変電所の役割については、関西電力送配電さんのページに分かりやすい説明があったので興味がある方はご覧ください。

参考ページはこちら

Power to the Peopleでは最初2つの変電所(Substation)から選択できます。

違いは処理できる電力量によるものです。最初のうちは小さな変電所を利用する形でもよいのですが、すぐにキャパをオーバーしてしまいます。資金に余裕があれば、大きな方を立てて置いた方が良いでしょう。

町の近くに変電所を作ろう

発電所と変電所の両方を作ったら、その間を高圧の送電線で繋ぎます。

そして、変電所と各建物を低圧電線で繋げば電力供給の準備が完了です。

送電網のメンテナンスを進めよう

都市は電気が供給されると、少しづつ拡大していきます。元々の町に新しい建物ができて拡張されたり、少し離れた場所に新しい町が出現します。

そういった場所にも電力がいきわたるよう、送電網を拡張しましょう。もしも要求に応えられないようであれば、顧客満足度が大きく低下しゲームオーバーにつながってしまいます。

この時注意が必要なのは各施設は許容電気量を長時間超過すると壊れてしまう。という点です。

例えば低圧電線であれば30MWが上限となります。これを超える場合には、複数ラインで電力を送る必要があります。限られた土地の中でどのように配線を回すのか?どの変電所から電気を送るのか?無秩序に広がっていく街並みを予測しながら、設置方法を考えなければいけません。

低圧電線の容量を大きくオーバーしている。。。
2つめの町が出てきた
4つ目の町が出現したぞ!

Power to the Peopleのおすすめのポイント/面白いポイント

リソース配分に頭を悩ませる

一般的なストラテジーや街づくりゲームと同じように、リソース配分をよく考える必要があります。お金をかけて安全な配電をする事はできますが、ある程度資金の余裕が無いと町の拡張に対応する事ができなくなる可能性があります。

建物の建設や維持にはお金が必要です。これは毎日の深夜に確定します。赤字にならず、電力が不足しないギリギリのラインを調整する必要のが面白い所でしょう。

今日の収入が確定した!

Power to the Peopleの イマイチなポイント

日本語化されていない

Power to the Peopleがリリースされた段階では、日本語には対応していません。

管理人は翻訳ツールの「PCOT」を使って部分的に画面を翻訳しながらプレイしました。

チュートリアルが分かりやすいので、あまり意識しなくてもプレイできると思います。

興味があれば以下のサイトよりお試しください。

PCOT公式サイトはこちら

まとめ

ちょっと変わった海外インディーズゲームを紹介しました。

ストラテジー、街づくり系のゲームが好きであれば、楽しめると思います!

気になる人はぜひお試しください。

管理人

ほかシストラテジー系のゲームはこちらでも紹介していますので、興味があればご覧ください。