デッキ構築ローグライク【PCゲームレビュー】Slay the Spire

Slay the Spireは一言でいうとこんなゲーム

 『Slay the Spire』を一言で表すなら、『デッキ構築ローグライクカードゲーム』になります。プレイごとにランダムに提示されるカードでデッキを作り上げ、塔を制覇することを目指します。

他ローグライク系のゲームはこちらでもレビューしています。

Slay the Spireのゲーム概要

基本情報

タイトル:Slay the Spire(スレイザスフィア)

開発元:Mega Crit Games

リリース日:2019年1月24日

ジャンル:ローグライク、デッキ構築、カードバトル

プラットフォーム:PS4、Nintendo Switch、Windows PC、Mac、Android、iOS

値段:2,570円(STEAM版)

公式サイト:https://store.steampowered.com/app/646570/Slay_the_Spire/

STEAMより(日本語訳)

カードゲームとローグライクゲームを融合させて、最高のシングルプレイヤーデッキビルダーを作りました。ユニークなデッキを作り、奇妙な生き物に遭遇し、巨大な力の遺物を発見し、スパイアを倒してください!

https://store.steampowered.com/app/646570/Slay_the_Spire/

Slay the Spire のゲームの流れ

基本的なプレイの流れを解説します。

キャラクター選択

 まず、四人の中から使用するキャラクターを選択します。最初は一人だけしか選べませんが、数回のプレイですぐに全員開放されます。キャラクターによって出現するカードや使用するシステムが全く異なるため、好みのプレイスタイルに合わせましょう。

アイアンクラッドは攻守のバランスが取れていて使いやすい

 ゲームはランダム生成されたマップから行き先を選ぶ形で進み、一マスごとに戦闘やイベントなどが起こります。どういったマスかはアイコンで把握できるため、ルート選択である程度戦闘を回避するなどの方針も可能です。マップ最奥にはボスが居て、第3フロアのボスを倒すことが目的になります。

分岐型のダンジョンを進んでいく

カードを使って戦おう

 メインとも言える戦闘は、ターン制カードバトルです。毎ターン手札を5枚引き、コストが限られる中でやりくりして攻撃と防御を行います。相手の行動は事前に表示されており、防御にある程度割り振ったり、チャンスと見て全力で攻撃を仕掛けたりといった戦略が生まれます。

カードを使って攻撃する!

カードやレリックを手に入れよう!

 戦闘後には報酬としてカードが手に入ります。ランダムな3枚のうちから1枚を選択する形で、ある程度デッキの方向性は操作できますが同じデッキになることはほぼないと言え、繰り返しプレイする面白さを高めてくれます。

戦闘中にデッキのカードを引ききると、捨て札がデッキに戻されます。(ループする)

デッキ内の枚数が多くなると目当てのカードを引く確率が下がってしまいますので、状況によっては「戦闘報酬のカードを貰わない(スキップ)」という選択も有効です。

好きなカードを選ぼう!

 最後にレリックという要素についてです。レリックは何らかの条件を満たすことで攻撃を強化する、使用できるコストを増やすなど多彩かつ強力な効果を持ち、イベントやボス級の敵の撃破などによって入手できます。これもランダムで、デッキとの噛み合い方によってはゲームを一気に楽にできるため重要な要素です。

いろいろな効果のあるレリックを集めよう

 これらランダム要素の中で自分の引きに応じてデッキを構築し、勝利を目指すのがこのゲームの基本的な流れです。

Slay the Spire のおすすめのポイント/面白いポイント

ちょっとづつ上達する!

 慣れにもよりますが1プレイは何時間もかかるものではなく、死んでは最初から再挑戦を繰り返すタイプです。難易度は少し高めで、簡単に毎度勝てるようなものではありません。

 その繰り返しを飽きさせないのが様々なランダム要素と、複数のデッキ構成です。レリックなどの引きとデッキ構成がうまく機能したときには敵を1ターンのうちに全滅させるようなこともあり、成功の快感がこのゲームの大きな魅力です。一度クリアしたとしても、クリアするごとにさらなる難易度が開放されていく「アセンション」、特殊ルールで遊べる「カスタムモード」などやることには事欠きません。

カスタムモードだと、好きなデッキを作りやすい!

 またカードバトルのプレイ手順に頭を悩ませるのも、カードゲームでコンボデッキを使うのが好きな方なら面白いと感じられるでしょう。レリックが組み合わさることで更に複雑化し、プレイングに深みを与えています。

 総じて、カードゲーム好きにはもちろん、歯ごたえのある難易度への挑戦を求める方にもおすすめできます。

参考までに管理人のおすすめ構成を紹介します。

スーパー防御型カウンター構成

キャラクターは「アイアンクラッド」を使います。必要なカードは以下です。

  • 防御系カード
    • 防御、武装、受け流し などのブロックを増やせるカード
  • バリケード
    • ターン開始時にブロック値を失わない。
  • 塹壕
    • 現在のブロックの値を2倍にする。
  • ボディスラム
    • 現在のブロックの値に等しいダメージを与える。

利用方法

「バリケード」でブロックを次ターンに引き継ぐ事ができるので、まずは防御系カードを使ってひたすらにブロックを貯めていきます。たまに「塹壕」を使うことで、さらにブロックの増加を加速する事ができます。ある程度ブロックが貯まった段階で、ボディスラムを使ってブロック値に等しいダメージを与えます。

ダメージを負いにくいので、雑魚戦からボス戦まで安定して戦う事ができますよ!

攻撃系のカードはなるべくデッキから削除するのがポイントです。

Slay the Spire の イマイチなポイント

 ランダム要素の宿命として、一回の楽しい体験の裏に引きが振るわなかった敗北や不完全燃焼が生まれがちです。また大成功を収めてもギリギリボスに及ばなかったり、といったこともあります。そのため、それが苦にならない人や試行錯誤する道中の過程そのものが楽しいという人がこのゲームに向いているでしょう。

まとめ

全体のバランスが取れていてとても面白いゲームです。

気になる人はぜひお試しください。

管理人

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